鎮守の森は、社会にとっての緑であり、地域にとっての信仰対象であり、それぞれのムラにとっての結束の要であるだけでなく、個人にとっての命である。 なぜなら、鎮守の森に代表される山の緑は、たいていの陸上生物、多くの水中動物の「生命の再生工場」であるからだ、という視点で書かれた緑の文化論。
2003年 思文閣出版