日本には昔から「見えない神さま」のほかに「見える神さま」=カミサマが存在する。 そのカミサマ、たとえば巫女、たとえば城、たとえば山によって国づくりや町づくりがおこなわれてきた例証を、日本各地に残る歴史の断片から掘り起こし、縄文時代いらい一万年の日本人の信仰と行動の本質にせまる書。
2003年 岩波新書
(なお本書中の「東京の鎮守の森はなぜなくならないか?」の一部が2007年の静岡福祉大学、桐光学園中学の入試問題にそれぞれ採用されている。)