ヨーロッパの都市では、建築がそれぞれ調和を重んじてつくられているのに、日本の都市では、都市内の建築がお互いに競争するように、ときに喧嘩するように張りあっている。
その場合、気合いの入った建築どうしが生みだす緊張感が美をつくり、都市全体にカオスのエネルギーを充満させている、と述べる。
1992年 学芸出版社刊
関連するものに
『生活空間の未来像』(1967年、紀伊国屋新書)
『人間の土地』(1974年、鹿島出版会刊)
『ラビリンスの都市』(1983年、中央公論社刊)
『日本都市論』(1986年、講談社学術文庫)
『都市は地獄か』、(1986年、香匠庵刊)
『マスシティ』(1991年、学芸出版社刊)
『面白い都市』(1993年、学芸出版社刊)
『The Electric Geisha』(1994年、 KODANSHA INTERNATIONAL)
『Die elektrische Geisha』(1995年、Edition Peperkorn)
『ELECTRIC GEISHA』(1996年、inTer Zone)などがある。