一口に「日本庭園」というけれど「庭と園はぜんぜんちがう」という問題提起にはじまり、縄文時代から現代までの日本庭園の移り変わりを、タマイズムといわれる日本文化の原点から、具体的に京都の庭を例にとって解説した本。 日本庭園の画期であるだけでなく「上田思想」の真髄をしめすものである。
2008年 新潮新書