従来、人類の文明は、「四大文明」を始めとしてその多くが内陸部に発生した、とされるのにたいして、「日本文明」とよばれるべきものは、主に海岸地帯で形成された、という事実を、建築や都市、国土を例にとって、わかり易く解説されたもの。
1996年 中公新書
関連するものに
『広場と水辺の復権』(1984年、日本放送出版協会刊)
『水辺と都市』(1986年、学芸出版社刊)
『水網都市』(1987年、学芸出版社刊)がある。
(なお本書中の一部が2006年の奈良女子高校、武庫川女子大学、明星高校の入試問題に採用されている。)